最中杏湖のアニメブログ

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アニメ感想企画:第7回『勝負師伝説哲也』を見た!

 

 最近は配信されているアニメに長いものが多いので、久々に最終回まで通して見たアニメとなりました。

 

 《 タイトル 》

 

 『勝負師伝説哲也』

 

 ※勝負師はギャンブラーと読む。哲也(てつや)は主人公の名前。

 

 《 簡単なあらすじ 》

 

 時は戦後の頃。

 賭博の世界に身を置くことを決めた主人公の生き様を描く、食うか食われるかの麻雀バトルもの。

 

 《 感想 》

 

 私は麻雀のルールが全く解らず、最初は楽しめるかどうか心配ながらに見始めたのですが…どちらかというと、これは麻雀アニメではなかった

 

 それは何故か。つまるところ、このアニメで行われる麻雀は、イカサマや談合上等のルール無用なものだったからである。

 

 もちろん、イカサマの証拠を勝負相手につかまれれば、その時点で立場が弱くなる。同じ相手に二度と同じイカサマは通用しない。つまり、このアニメは、いかに相手のイカサマ技を見抜くか。それを題材とした作品なのである。

 

 麻雀牌をすり替えようとも、こっそり受け渡ししようと、バレなければ不問。

 

 主人公の技が上手く行くかのドキドキ感。相手の技をズバリと見抜く様は、まさにマジックの種を探るかのような攻防。普通の麻雀アニメとは少し違う、非常にスリリングな内容であった。

 

 最初の数話では主人公の若かりし頃が描かれ、相手のイカサマにやられたり、勝負師としての心が決まっていなかったりで、そこは少しフラストレーションがたまる展開。

 

 からの…徐々に主人公が勝負師として覚醒していき、師匠と別れた数年後を舞台としたストーリーが本番。様々な技を持つ相手と対峙していく。

 

 対戦相手の登場人物も、麻雀牌の木目で牌を記憶できる人物や、非常に息のあったコンビ技を繰り出すものなど多様である。

 

 そんな一方、主人公の仲間としてリーゼントの人が登場するのだが、この人も最初は自分勝手をしていたのが、次第に主人公と息をあわせられるようになり、しまいにはサインを送れば確実に要望に応えるレベルまで成長するという。この人、好きだったな。

 

 麻雀を知らないと用語などは理解できないが、単純に勝つか負けるか、その勝負にかかっている人生の行方などなど、見所の多いアニメでした。

 

 ちょっと暴力シーンなどは多いけど、完全初見でも麻雀を知らなくても、特に戸惑うことなく楽しめるアニメだと思いました。これはオススメです。