アニメ感想企画:第3回『青の6号』を見た!
GAYO!で配信されていたので、『青の6号』というアニメを見てみました。
テレビアニメではなくビデオ作品であるらしく、短めに全4話。
できれば、もっと見たかったな。
《 タイトル 》
『青の6号』
《 簡単なあらすじ 》
人口増加と環境悪化に悩む近未来。人々は海に新天地を求めていた。
そんな折、とある科学者の作り出した異形の者たちが海より現れ、地球人を殲滅すべくして活動を始める。
主人公たちの搭乗する潜水艦『6号』も、海より現れしテロ組織との戦いに出動。
作戦任務を通して、様々な出会いや戦いを繰り返していく。
《 感想 》
( 世界感 )
潜水艦のイメージから軍事ものだと思って見始めたのだけど、人類の敵として登場するキャラクターたちは魚人のような姿をしていて、どちらかといえばファンタジー感が強かった。
それゆえ、ずらずらと難しい専門用語が並んだりすることもなく、かたくるしさがなくて私としては見やすかった。
多分、1話を見ただけでは世界感がつかめないので、最低でも2話まで見てみること推奨。
徐々に敵の正体や、戦いの中で目指すものが見えてきて、その世界に引き込まれていく。
( 映像 )
大きな生き物や戦艦は3DCGで作られており、人間のキャラクターは2Dというハイブリットな作りのアニメである。
20年以上も前のアニメなので、3DCGは今の表現に比べると時代を感じるが、そういったグラフィックの雰囲気も海の中の薄暗い描写と非常にマッチしていた。
戦闘シーンも迫力はあったが、むしろ人物同士の関わりあいの密度が濃かった印象。
それもまた、物語の結末に結びついていく。
( キャラクター )
主人公は6号の搭乗員の中でも、ややアウトローな雰囲気でカッコいい。
いつもは無気力そうな男が、最後には役目を全うすべく命がけで敵と向き合うのも良かった。
キャラクター全般、おじさんたちは渋いし、女の子は可愛い。
敵サイドとして出てくるキャラクターたちも不気味なモンスターではなく、やや愛嬌が感じられる姿と性格だった為、物語の結末には少し安心した。
( 最後に )
1話23分程度、全4話なので、映画1本分だと思えば、それなりにキレイにまとまっていたように思います。
コミカルなシーンがないのでシリアスな部類のアニメではありますが、一言でいって雰囲気のいいアニメでした。
グロテスクなシーンも控え目なので、個人的にはオススメです。